当学院は１９９６年（平成８年）２月９日、オーストリア国／ヨハネス・ブラームス音楽学校と姉妹校に関する協定を結びました。

その目的は、ヨーロッパ音楽教育についてその精神や教育理念、カリキュラムや具体的な指導方法などを研究し日本での音楽教育に活かすためにあります。度重なる表敬訪問と講師、生徒、父母の交流を通じて姉妹校としての交流を実現することができました。

ヨハネス・ブラームス音楽学校は、ブラームスゆかりの地としてたくさんの関連施設、文化遺産があります。作曲家ブラームスとその歴史や作品、ブラームスと交流のあった作曲家、演奏家などの足跡を知ることができます。

また、音楽学校の授業風景や施設の見学、演奏会や先生同士の懇談会などが行われます。その他、首都にあるウィーン国立音楽大学などへの訪問も行っています。

日本（群馬県）においてもブラームス音楽学校の先生を招いて定期的に公開レッスンや演奏会を行っています。オーストリアの一線で活躍する演奏家との交流はとても良い勉強になります。

２００５年８月６日、本学院グループとヨハネス・ブラームス音楽学校は姉妹校交流１０周年の節目を迎え、オーストリアより先生方をお招きし記念の演奏会を催しました。

演奏会終演後は先生や生徒、ご来場の皆様、また芸術文化団体の皆様と同校の先生をかこんで懇親会を催し、日墺の文化交流に花を咲かせました。

２００７年４月、姉妹校流の一環として当学院の箏（邦楽）講師の冨田恵理子さんが訪墺、ヨハネス・ブラームス音楽学校（クンストハウス・アントンウェーベルホール）で箏曲演奏会を開催致しました。

満席の会場で盛大な歓迎を受ける中、日本の音楽と文化のすばらしさをオーストラリアの皆さまに知って頂くことができました。この演奏会は日墺文化交流の記念的行事として地元紙にも取り上げられました。

２００７年７月２９日、姉妹校流１２周年を記念し、ブラームス音楽学校と本学院グループの先生によるジョイントコンサートが開催されました。多くの県民の皆さまにオーストリアと日本ゆかりの曲を楽しんで頂くことができました。

公演終了後は、姉妹校流歓迎レセプションを行い、出演者、職員、ご来場の皆さまが親睦を深め日墺の文化交流と群馬県の音楽文化の振興に寄与することができました。